TV月曜から夜更かしで『価値というものの偉大さを実感した』話
バラエティ番組『月曜から夜ふかし』の特番が昨日、放送されていました。
昨日はご当地問題 東日本編・西日本編という企画が放送されていたのですが、その中で
東京の水道水はまずい
静岡県民のみなさんが揃って東京の水道水は
- 歯を磨くのも嫌
- 頑張ったらなんとか飲めるレベル
- まずい
とおっしゃっていました。
静岡県民言わく、静岡県の水道水は富士山に降った雨や雪が堆積物に浸み込み地下水となって、山の麓で湧き出し、家庭で飲むことが出来るから東京と違って美味しいらしいです。
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ですので、静岡県民のみなさまは普段から富士山の美味しい水を飲んでいるので、東京の水道水はまずい!と主張されていました。
そこで、実験
そうなると、番組的には試さずにはいられませんよねw
静岡県の水道水と東京の水道水を飲み比べ
どちらが、静岡県の水道水かを静岡県民に当てていただくというもの。
結果は当然……
どっちがどっちが分からないw
(東京の水道水をバカにしていたのにどちらか分からなかった時の静岡県民のリアクションがとても面白かった)
味に違いなんてなかったということですね。でも、水質には違いはあると思われます。水質調査でも違いは出ていましたので。
価値が作り出した幻想
富士山から流れてきた地下水を使っているという価値が水道水を特別美味しくさせていたのですね。
世の中にはこういった価値によって、より料理が美味しくなったり、より良く見えたりするするものです。
ぼくはありました。
思っていたより、普通だったけど食べログTOP500にも入ってる店なのだから美味しいと思い込んだのです。
思ったより美味しくないなぁと思っても人気のある店、評価がいい店だから美味しいと思い込んだり、友達から『やっぱりすごく美味しいね』とか言われると自分が価値を分からない人だと思われたくないので自分も美味しいと言ってしまったり。
皆さんにも経験があるはずです。
まさしく価値というものが生み出した幻想であり、また価値が分からない人間と思われたくないという価値が生み出した横暴ですね。
価値というものに人は、味覚、視覚、触覚、聴覚、嗅覚を操られてしまうという価値の偉大さを改めて感じましたね。
ランキングで上位だとか流行っているからという理由で価値を感じるのではなく、自分がいいと思ったものに価値を感じ、感じないものに流されない人になりたいものですね。